平安時代の人が武庫之荘の歯科に行ったとしたら・・・

『枕草子』の中の「病は~」の段には、若い女が歯痛に悩んで泣きはらしている姿は美しいとあり、昔から歯痛の悩みはあったんだなぁと思います。

そういえば、「虫歯ポーズ」というのが流行っているんだって。頬に片手を当てるポーズで、女性をよりかわいらしく、スリムで美しく見えるということらしいんだけど、清少納言もそこに目を留めていたんでしょうね。スルドイ。

まぁ、はた目から見たら「美しい」姿でも、本人にとっては歯痛は耐え難いもの。どうやって治療していたのかな、と思います。

調べてみたら、歯痛を抑えるために穿刺を繰り返したり、お灸を据えたり、神仏への祈祷をお願いしたり。最終的には抜歯だったようです。

もし、平安時代の人がタイムスリップして、武庫之荘の歯科に行ったら、どう思うかな。まずは、いろんな機械にパニック起こしちゃうかしら。でも、その成果にはびっくりしちゃうだろうな。

お歯黒という風習は虫歯予防になっていたと言いますね。現代人からすると、口の中が真っ黒というのはギョッとしてしまいますけどね。でも、当時の人は黒いのが当たり前で、『虫愛づる姫君』という物語の中に、虫好きな姫君が「お歯黒も面倒だし、汚らしい」と言って付けなかった、と珍しいこととして書いてあるけど、現代人からすると、姫君の言うことの方がごもっとも、と思ってしまいますもんね。